真夜中の死着室
場所 | 天文館アフターモール(旧タカプラ) |
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期間 | 2018年7月13日(金)~9月9日(日) |
エスカレーターのあるお化け屋敷
舞台はエスカレーターのあるファッションビル。そのエスカレーターに乗る時に、右側に立ってはいけない、と言われています。けれど、右側に立ってしまったあなたは、かつて惨劇のあった恐ろしい試着室の中へと引きずり込まれてしまいます。
お客様は、ヒロイン多佳子にブローチを返してあげなくてはなりません。
■ 「真夜中の死着室」公式HPはこちら
ストーリー
そのファッションビルでは、夜中に誰もいないのに、上りエスカレーターが動くことがあると言います。もちろん、エスカレーターのスイッチは切ったはずです。
不思議に思ってエスカレーターを上ってみても、何も変わったことはありません。
しかし、エスカレーターの右側に立って上っていくと、二度と生きて帰れないと言われています。
なぜなら……。
多佳子は、ファッションビルに勤める美しい女性でした。
ある時、彼女は佐知夫と祐一という二人の男からプロポーズを受けます。佐知夫は細かいところまで心配りをしてくれる男で、一方の祐一はおおらかな性格でした。どちらも魅力的で、多佳子はなかなか選ぶことができません。
そこで、祐一がひとつの提案をします。
明日の朝、このブローチをつけてきてほしい。右につけていたら、僕と選んだ合図だ。でも、左につけていたら彼を選んだサインだ。どちらも選ばなかったら、ブローチはつけてこなくてかまわない。
この提案に、佐知夫もしぶしぶ同意しました。
翌朝、ブローチが付けられていたのは、彼女の右胸でした。多佳子は祐一を選んだのです。
しかし、佐知夫はそのことを納得できません。あらぬ噂を立てて、祐一と多佳子の結婚を邪魔するようになりました。その陰湿なやり口に、祐一は精神が疲弊し、やがて寝込むようになってしまいました。
それを機に、佐知夫は再び多佳子に言い寄るようになりました、もちろん、彼女がそれに応じるはずもありません。
苛立ちが募った佐知夫は、ある晩、遅くまで残って一人で仕事をしていた多佳子のところを訪れます。そのポケットには、ナイフを忍ばしていました。
佐知夫は、激しい口調で多佳子を責め立てました。
「お前は、服を取り替えるように男を取り替えるのか。俺は、お前に試着された挙げ句、選ばれなかった服みたいなものか?」
しかし、多佳子は口をつぐんだままです。
怒りに震える佐知夫の目に、多佳子の右胸のブローチが映りました。
佐知夫は手を伸ばして、そのブローチを取ろうとします。怯えた多佳子は思わず身を引くと、暗い店内へ逃げ込みました。
逆上した佐知夫は、その後を追うと、右胸のブローチをナイフで切り取ろうとします。けれど、多佳子の抵抗のために手元が狂い、刃先が彼女の右胸を抉ってしまいました。
誰もいない店内に、多佳子の悲鳴が響き渡ります。
佐知夫を振り切ってエスカレーターに乗った多佳子は、左手で傷を押さえながら、右手でベルトに摑まります。
3階まで上がると、彼女は試着室に隠れました。
一つずつ、試着室が開けられていきます。息をひそめる多佳子の願いも虚しく、目の前のカーテンが開けられてしまいました。
「俺のブローチを付けてやる」
佐知夫の振りかざしたハサミは、今度は多佳子の左胸を抉りました。
それからというもの、そのファッションビルでは、夜中にエスカレーターが動く、という怪奇現象が起こるようになりました。
そのエスカレーターの右側に立つと、それはあの時の多佳子と同じです。彼女の霊が、あなたを恐ろしい世界に引きずり込んでしまいます。
くれぐれも、エスカレーターの右側には立たないようにして下さい。
その先には、真夜中の試着室が、あなたを待っているのですから……。
Photo
概要
タイトル | 真夜中の死着室 |
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URL | 「真夜中の死着室」公式HP |
場 所 | 天文館アフターモール(旧タカプラ) 鹿児島市千日町1番-12号 最寄り停留所:天文館(市電・市バス・私バス) |
期 間 | 2018年7月13日(金)~9月9日(日) |
時 間 | 11:00~20:00(最終入場 )初日のみ 12:00より |
料 金 | 1,000円(税込) |
所要時間 | |
Staff | |
※ | 主催*KTS 鹿児島テレビ 後援:We Love 天文館 協力:高島屋開発株式会社 |
お問合せ | KTS鹿児島テレビ 企画事業部 099-285-8966 (土・日・祝日除く10:00~17:30) |